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4月16日のニュース

屋外の放射線量 やや減少か横ばい

16日の午後3時までに各都道府県が観測した屋外の放射線量は、ほとんどの地点で、やや減少か横ばいの状態が続いています。
16日午前0時から午後3時までの観測によりますと、福島県内では、▽福島第一原子力発電所から北西に65キロほど離れた福島市で、午前10時などに1時間当たり1.94マイクロシーベルト、▽郡山市では、午前8時に1時間当たり1.86マイクロシーベルトでした。
また、▽南相馬市では、正午に1時間当たり0.64マイクロシーベルト、▽白河市では、正午に1時間当たり0.71マイクロシーベルト、▽いわき市では、午前4時に1時間当たり0.39マイクロシーベルトと、いずれも通常よりやや高い放射線量を観測しました。
茨城県内では、▽北茨城市で、午前10時40分に1時間当たり0.3マイクロシーベルト、▽水戸市で、午後1時半などに1時間当たり0.13マイクロシーベルト、宮城県内では、▽仙台市で、午前11時などに1時間当たり0.08マイクロシーベルトと、宮城県の女川町で通常観測している値よりやや高い数値を観測しました。
このほか、宇都宮市、東京・新宿区、神奈川県川崎市、横須賀市、茅ヶ崎市、千葉県市原市でも、通常よりやや高い数値を観測しました。
しかし、ほとんどの地点で放射線量はやや減少か横ばいの状態が続いていて、各都道府県は、これらの数値の放射線を浴びたとしても健康に影響が出るレベルではないとしています。
一方、15日まで震災前の放射線量を上回っていた、さいたま市は、16日のこれまでのところ、通常の範囲内の数値となっています。
このほか、札幌市、青森市、秋田市、盛岡市、山形市、前橋市、新潟県柏崎市、甲府市、長野市、静岡市では、引き続き通常より高い放射線量は観測されていません。

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