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4月10日のニュース

放射線 やや減少か横ばい続く

10日午後3時までに観測された各地の屋外の放射線量は、ほとんどの地点でやや減少か、横ばいの状態が続いています。観測地点の各自治体はこれらの数値の放射線を浴びたとしても、健康に影響が出るレベルではないとしています。
10日午前0時から午後3時までの観測によりますと、福島県内では、▽福島第一原子力発電所から北西に65キロほど離れた福島市で午前8時などに1時間当たり2.04マイクロシーベルト、▽郡山市では、午前9時に1時間当たり1.91マイクロシーベルトでした。
また▽南相馬市では午後0時に1時間当たり0.71マイクロシーベルト、▽白河市では午前10時などに1時間当たり0.72マイクロシーベルト、▽いわき市では、午前10時に1時間当たり0.42マイクロシーベルトといずれも通常よりやや高い放射線量を観測しました。
茨城県内では、▽北茨城市で午前10時に1時間当たり0.36マイクロシーベルト、▽水戸市で午前8時20分などに1時間当たり0.15マイクロシーベルト、宮城県内では、▽仙台市で午後1時などに1時間当たり0.08マイクロシーベルトといずれも通常よりやや高い数値を観測しました。
宇都宮市、さいたま市、東京・新宿区、神奈川県の川崎市、横須賀市、茅ヶ崎市、千葉県市原市でも通常よりやや高い数値を観測しました。
しかし、ほとんどの地点で、放射線量は減少か横ばいの状態が続いていて、各自治体はこれらの数値の放射線を浴びたとしても健康に影響が出るレベルではないとしています。
一方、札幌市、青森市、秋田市、盛岡市、山形市、前橋市、新潟県の柏崎市、甲府市、長野市、静岡市では引き続き、通常より高い放射線量は観測されていません。

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