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4月7日のニュース

茨城県沖 水産物の検査始まる

茨城県沖の水産物が放射性物質に汚染されていないかを毎日継続して調べる国の検査が7日から始まり、サンプルの魚などを取る漁船が、7日朝、茨城県ひたちなか市の那珂湊漁港から出港しました。
検査は、福島第一原子力発電所の事故の影響で茨城県沖の水産物が放射性物質に汚染されていないかを、態勢を強めて検査するもので、国が県などと協力して行います。
午前9時すぎ、茨城県ひたちなか市の那珂湊漁港から、検査のためのサンプルにするヒラメやアンコウなどを取る底引き網の漁船が出港しました。
那珂湊漁協では、今月4日、沖合6キロ付近で取れたイワシやヒラメなどを検査した結果、国の暫定基準値を上回る放射性物質は検出されていません。
その一方で、今月4日、県北部の北茨城市沖で取れた「コウナゴ」から国の暫定基準値を上回る放射性セシウムが検出され、販路を確保できないことなどから、茨城県沖の漁は当面、すべて見合わせています。
検査に協力している那珂湊漁協の根本一実参事は「買い付け業者からも定期的に検査を行ってほしいという要望があり、魚の安全性を確認し消費者に安心して食べてもらうためにも、検査は必要だと思います」と話していました。

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