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4月1日のニュース

保安院 線量計不足で東電を注意

福島第一原子力発電所で放射線の量を量る線量計が不足し、一部の作業員の被ばく量が管理できていなかった問題で、経済産業省の原子力安全・保安院は1日、作業員の安全確保上、問題があったとして、東京電力を注意したことを明らかにしました。
福島第一原発では、線量計が地震で壊れて不足し、本来はすべての作業員が持つべきところを、一部の作業グループでは1人にしか持たせず、1人1人の被ばく量が管理できていないことが明らかになりました。
この問題で、原子力安全・保安院は1日に行われた記者会見で、作業員の安全を確保するうえで問題があったとして、1日までに東京電力に対して注意を行ったことを明らかにしました。
そのうえで、原子力安全・保安院は東京電力に対し、作業員の放射線管理に万全を尽くすよう指示しました。
これに対し、東京電力は「420個の線量計を確保できた。作業する全員に線量計を着用させ、全員が着用できなかったらその作業は停止することになる」と説明したということです。

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