東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

3月31日のニュース

アレバ社 東電にあらゆる支援

世界最大規模の原子力企業「アレバ」の日本支社の責任者が、NHKのインタビューに応じ、福島第一原子力発電所で、放射性物質に汚染された水の除去作業が進むよう東京電力に対して、あらゆる支援を行う考えを示しました。
福島第一原発では、29日、周辺の海水から検出された放射性のヨウ素131の濃度が、国の基準の3355倍と、これまでで最も高くなるなど、原発の事故が原因とみられる高濃度の放射性物質に汚染された水の流出が続いています。
これに対して、フランスに本社がある世界最大規模の原子力企業「アレバ」のオトベール日本支社長がNHKのインタビューに応じました。
この中で、オトベール支社長は「私たちは高濃度に汚染された水やその流出に対処する技術を開発してきた。私たちが持つすべての知識を提供したい」と述べ、福島第一原発で放射性物質で汚染された水の除去作業が進むよう東京電力に対して、あらゆる支援を行う考えを示しました。
「アレバ」は、これまでにも原発を廃止する作業の一環で汚染された水の処理を行ってきた実績があるということで、日本に派遣した5人の専門家を中心に技術的な支援に当たることにしています。

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