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3月22日のニュース

“海水から放射性物質監視を”

東京電力が、福島第一原子力発電所近くの海水を調べた結果、国の基準を上回る放射性ヨウ素や放射性セシウムなどが含まれていることが分かりました。
専門家は「直ちに健康に影響が出ることはないが、魚介類への影響を考えると厳しい監視を続けていく必要がある」と話しています。
東京電力は、21日午後2時半に、福島第一原発で施設からの水を流し出す「放水口」の南100メートルの地点で、海水に含まれる放射性物質を調査しました。
その結果、▽放射性ヨウ素131が法律で決められた基準値の126.7倍の濃度で検出されたほか、▽放射性セシウム134が24.8倍、▽放射性セシウム137が16.5倍の濃度で検出されました。
また、▽国の基準値を下回る放射性コバルト58が検出されました。
基準値は、国民が水を飲む平均的な量を1年間毎日飲み続けると、一般の人が1年間に浴びても差し支えないとされる「1ミリシーベルト」に相当する濃度を示しているということです。
これについて、海中の放射能に詳しい海洋生物環境研究所の御園生淳研究参与は「放射性物質は海の中で拡散していくので、直ちに健康への影響が出ることは考えられない。また放射性ヨウ素については、8日で半分になるので魚介類への影響もなくなると思う。ただ、放射性セシウムについては、魚の中で濃縮されるので、今後、どのくらいの量が継続して出るのか厳しく監視し、影響を評価していく必要がある」と話しています。
また、原子力安全・保安院は、22日午前、会見し、国の原子力安全委員会に環境などへの影響について評価を求めるとともに、文部科学省でも海水の調査を始めると述べました。

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