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3月22日のニュース

福島第二原発の作業員 津波の恐怖語る

大津波に襲われた福島第二原子力発電所で、11日の地震発生時に働いていた男性作業員は、沖合で黒い筋のように見えた津波が一気に原発に押し寄せ、敷地に止めてあった車を次々と押し流していった生々しい様子を語りました。
原発を襲った大津波について証言したのは、福島県内に住む東京電力の下請け会社で作業員として働く男性です。
この男性は11日の午後、福島第二原発で作業に当たっていたところ、突然、激しい揺れに見舞われました。
そのときの状況について男性は「立っていられないぐらいの揺れが続き、原発の敷地の北側と南側にある土手が同時に壊れて土ぼこりが火災の煙のように立ちこめた。また『排気筒』と呼ばれる煙突のような設備に設置されていたクレーンが、揺れでアームの部分が折れて壊れていた」と説明し、揺れの激しさを語りました。
男性は、その後、津波が来る可能性があるとして、多くの作業員と共に原発の西側にある高台に徒歩で避難したところ、強い引き波の様子がはっきり見えたといいます。
その様子を男性は「浜辺から沖合に向かって200メートルぐらいの範囲が、本来は、海の中のはずなのに海底がはっきり見えて、強い引き波が起きていると分かった。その後、沖合で黒い筋のように見えた津波が一気に近づき、原発に押し寄せた」と説明しました。
そのうえで男性は「津波は原発の堤防を大きく越えて勢いよく流れ込んできた。敷地内に駐車してあった車が瞬く間に次々に押し流されて行き、とても怖かった」と話しました。

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