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3月18日のニュース

東北の放射線 やや高い所も

自治体などの観測によりますと、福島県や宮城県では、依然としてふだんよりも、やや高い放射線の数値が計測されていますが、いずれも健康に影響が出るレベルではないということです。
18日午前0時から午後3時までの各地の観測によりますと、▽福島第一原子力発電所から北西に65キロほど離れた福島市では、午前0時に1時間当たり12.7マイクロシーベルトと通常よりも高い放射線を計測しました。
▽宮城県では、福島第一原発から北東に120キロほど離れた女川町の女川原発で、午前0時に1時間当たり2.8マイクロシーベルト、▽茨城県では北茨城市で午前11時半に1時間当たり1.13マイクロシーベルト、水戸市で午後0時40分に1時間当たり0.2マイクロシーベルトと、いずれも通常より高い放射線を計測しました。
▽栃木県では那須町で、午前5時に1時間当たり1.17マイクロシーベルトを計測しました。
那須町では、今回の大震災から観測を始めたため、これまでの通常の値はありませんが、県庁所在地の宇都宮市の通常よりも高くなっています。
しかし、これらの数値の放射線を1時間浴びたとしても、最も高い福島市でも胃のX線検診で受ける放射線量の50分の1ほどで、健康に影響が出るレベルではないということです。
また福島市では、今月15日の午後に数値が上昇しましたが、その後は減少傾向となっています。
札幌市、青森市、秋田市、岩手県の盛岡市、山形市では通常以上の放射線は計測されませんでした。

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