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3月18日のニュース

放射性物質 都道府県は報告を

冷却機能が失われている福島第一原子力発電所から放射性物質の放出が続き、各地に広がっていることから、文部科学省は、全国の都道府県に対し、放射性物質の監視を強化して国に報告するよう求めました。
福島第一原子力発電所では、原子炉を覆う格納容器の圧力を下げるため、容器内の気体を外部に放出しているほか、使用済み燃料プールの水が蒸発しているなど、放射性物質の放出が続いていて、各地でふだんより高い放射線の値が検出されています。
文部科学省は、放射性物質の放出が環境などに与える影響を把握し、今後の対応などに生かすため、全国の放射性物質の監視を強化することを決めました。
具体的には、すでに行っている各都道府県のモニタリングポストでの放射線量の測定に加え、大気中のちりや雨水、それに水道水などを集めて、原子炉の中でできるキセノンやヨウ素、セシウムなどの放射性物質が含まれていないかを調べます。
結果は基本的に、毎日、国に報告され、公表されるということです。

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