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3月15日のニュース

東京などで微量の放射線計測

福島第一原子力発電所から放出された放射性物質は、15日早朝から午前中にかけて北からの風に流されて南に向けて運ばれ、東京などで微量の放射線を計測しましたが、健康に影響が出るレベルではないということです。
福島第一原子力発電所の2号機では、15日午前6時すぎに爆発音があり、その前後から午前中にかけて、風下にあたる南側の地域で放射線の数値が上昇しました。
原発から40キロ余り南の福島県いわき市では、15日午前4時に、1時間当たり23.7マイクロシーベルトと、通常の470倍の放射線を計測しましたが、午後2時には、1時間当たり1.5マイクロシーベルトまで下がりました。
110キロ余り離れた茨城県東海村では、午前7時46分に毎時5.8マイクロシーベルトの放射線が計測され、国に対して「異常事態」が通報されましたが、午後5時現在、微量の、1時間当たり1.3マイクロシーベルトになりました。
これらは、いずれも健康に影響が出るレベルの放射線の量ではないということです。
また、栃木県で午前9時までに通常の20倍程度にあたる毎時0.86マイクロシーベルトを計測したほか、群馬や埼玉、神奈川、千葉の各県と、東京都など、原発の南側にある都県でも通常の数倍程度の放射線を計測しました。
これらの地域で計測された1時間当たりの放射線の量は、高い数値でも一般の人が1年間に浴びてよいとされる100分の1以下で、それぞれの自治体は、健康に影響が出る数値ではないとしています。
一方、宮城や岩手、山形、秋田、青森の東北地方の各県や新潟県など、原発の北側にある地域では、放射線の数値に大きな変化はみられなかったということです。
放射線医療が専門の東京大学医学部の中川恵一准教授は「福島の原子力発電所から漏れ出たものだと考えられ、都内でも検出されることは十分あり得ることだ。ただ、量は極めて微量なので健康への影響は全くない。今の状況であれば、今後も、健康に影響が出るレベルに達するとは考えにくいので、安心してほしい」と話しています。

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