日本に旅行に来た外国人は、自分の国に持って帰るお土産などを、消費税がかからない「免税」で安く買うことができます。しかし、免税で買った品物を、日本を出る前に不正に売って、お金をもらう人が増えています。
免税で買った人が、日本を出るときにその品物を持っていない場合、消費税を払わなければなりません。今年3月までの1年に、払うように言った消費税は22億円でした。しかし、すぐに日本を出る人が多いため、この中の21億3000万円は集めることができませんでした。
このため5月からは、免税で買った人だけではなくて、その人から品物を不正に買った人も消費税を払わなければならないことにしました。国は、消費税を正しく集めて、免税の品物を不正に売ったり買ったりすることをなくしたいと言っています。