78年前の3月10日、アメリカ軍の飛行機が東京にたくさんの爆弾を落としました。この東京大空襲で、約10万人が亡くなりました。
「東京大空襲・戦災資料センター」は5日、空襲を経験した人から話を聞く会を開きました。100人ぐらいが集まりました。
小学校6年生だった女性は、両親より先に小さいきょうだいと一緒に逃げました。女性は「火事が広がって、亡くなった人をたくさん見ました。両親も亡くなったと思いました。次の日に会うことができたときは、大きな声を出して泣きました」と話しました。そして「日本は平和ですが、世界では恐ろしいことが起こっています。戦争ではなくて、話し合ってほしいです」と言いました。
センターの人は「自分で経験していなくても想像することができるので、話を聞くことは大切です」と話しています。