JR九州は、新幹線で物を運ぶ実験を行っています。21日の午前、1つの車両を全部使って、鹿児島県から福岡県までかつおなど新鮮な魚を運びました。4tのトラック1台で運ぶことができる量です。
新幹線は1時間半ぐらいで福岡市に着きました。昼ごろには、スーパーで刺身などにして売りました。かつおを買った女性は「かつおが新幹線に乗ってきたんですね。今晩かつおの料理を食べます」と話していました。

法律が変わって、来年4月からトラックの運転手が働く時間の規則が厳しくなります。荷物を運ぶ会社などでは、働く人が足りなくなって、運ぶ荷物が少なくなることを心配しています。
JR九州は「この実験でどんな問題があるかを調べて、これから新幹線で物を運ぶことができるようにしていきたいです」と話していました。