国は、小学校5年生と中学校2年生の全部で約200万人が1日にどのくらい寝ているか調べました。去年は「9時間より短い」と答えた小学生は60%以上で、「8時間より短い」と答えた中学生は70%以上でした。
東京大学などのグループは、子どもの寝る時間について細かく調べる研究を始めました。グループによると、日本の子どもの寝る時間は、必要だと言われている時間より1時間ぐらい短いです。スマートフォンなどを使う子どもが増えて、夜遅くまで起きていることが多くなっています。このため、勉強や心の健康に問題が出ないか心配だと言っています。
研究では、子どもに腕時計のような機械をつけて1週間生活してもらいます。寝ているときの脳の状態も調べます。5万人ぐらいを調べて、子どもたちがよく眠ることができるようにしていきたいと言っています。