厚生労働省は25日の夜、東京都に住んでいる30歳ぐらいの男性が「サル痘」の病気になったと言いました。男性は今月15日から発疹や熱が出て頭も痛くなって、25日に病院に行きました。検査の結果、サル痘のウイルスがうつっていることがわかりました。サル痘の病気になった人が日本で見つかったのは初めてです。
男性は先月下旬から今月中旬まで、ヨーロッパに行っていました。男性は、ヨーロッパで会った人がサル痘の病気になったと話しています。サル痘はウイルスがうつってから発疹や熱などが出るまで7日から14日ぐらいかかります。
厚生労働省は「男性はヨーロッパでサル痘のウイルスがうつったと考えています。ヨーロッパやアメリカに行ったあと、発疹や熱が出たら、病院に行ってください」と話しています。