今年ことし4月がつ、北海道ほっかいどうの知床半島しれとこはんとうを観光かんこうする船ふねが沈しずむ事故じこがありました。事故じこのあと、斜里町しゃりちょうウトロの港みなとから船ふねを出だしている会社かいしゃの団体だんたいは、観光かんこうするための小ちいさい船ふねを出だすのをやめていました。団体だんたいは安全あんぜんのためのルールを作つくって、船ふねを出だすことを決きめました。

16日にちの午前ごぜん10時じ、20人にんの客きゃくが乗のった最初さいしょの船ふねが出発しゅっぱつしました。事故じこが起おこったときに客きゃくを助たすけるために、別べつの船ふねも一緒いっしょに出発しゅっぱつしました。東京とうきょうから来きた女性じょせいは「素晴すばらしい景色けしきを見みることができました。別べつの船ふねが一緒いっしょにいたので安心あんしんでした」と話はなしていました。

団体だんたいの人ひとは「観光かんこうに来くる人ひとに、今いままでより安全あんぜんに気きをつけていることを伝つたえたいです」と話はなしていました。

事故じこを起おこした会社かいしゃは、いろいろな規則きそくを守まもっていなかったことがわかりました。このため国こくは、この会社かいしゃの船ふねを営業えいぎょうできないようにしました。