アメリカ海洋大気局かいようたいききょくの村上むらかみ裕之ひろゆきさんは、2001年ねんからの20年ねんに起おこった台風たいふうやハリケーンなどの数かずが、その前まえの20年ねんと比くらべてどう変かわったか調しらべました。

日本にっぽんやフィリピンに近ちかい海うみでは13.8％少すくなくなりました。しかし、アメリカの東ひがし側がわの海うみでは33.6％多おおくなりました。

この原因げんいんについて、村上むらかみさんは、工場こうじょうなどから出でて空気くうきを汚よごす物質ぶっしつとの関係かんけいを調しらべました。この物質ぶっしつが増ふえると、太陽たいようの光ひかりが通とおりにくくなって、気温きおんが上あがりにくくなります。このため、中国ちゅうごくやインドなど空気くうきが汚よごれている所ところでは風かぜの吹ふき方かたが変かわって、日本にっぽんに近ちかい海うみなどで台風たいふうが少すくなくなることがわかりました。

アメリカやヨーロッパでは、空気くうきが前まえよりきれいになって風かぜの吹ふき方かたが変かわったため、ハリケーンなどが多おおくなりました。