4月がつ23日にち、北海道ほっかいどうの知床半島しれとこはんとうを観光かんこうする船ふねが沈しずむ事故じこがありました。14人にんが亡なくなって、12人にんがまだ見みつかっていません。海上保安庁かいじょうほあんちょうは5月がつ2日ふつか、船ふねの会社かいしゃが十分じゅうぶんに気きをつけていなかったため、客きゃくなどが亡なくなった疑うたがいがあると考かんがえて、会社かいしゃなどを調しらべ始はじめました。

今いままでに、社長しゃちょうと船長せんちょうが事故じこの朝あさ、午後ごごから天気てんきが悪わるくなる可能性かのうせいがあることを知しっていたのに、出発しゅっぱつを決きめたことがわかっています。2人ふたりは、海うみが危険きけんになったら戻もどると約束やくそくしていました。海上保安庁かいじょうほあんちょうは、このように決きめたことに問題もんだいがなかったかどうか調しらべます。

この船ふねが通とおる場所ばしょには携帯電話けいたいでんわの電波でんぱが届とどかない所ところがあります。しかし会社かいしゃは、携帯電話けいたいでんわで船ふねと連絡れんらくすると決きめていました。このため、会社かいしゃが安全あんぜんのために何なにをしていたかも調しらべます。