国立感染症研究所は、新型コロナウイルスがうつったことがある人が日本にどのぐらいいるか、計算しました。約1万6000人を調べて、ウイルスがうつった人だけが持っている抗体がある人の割合などを調べました。
その結果、去年12月は2.5%でしたが、今年3月は4.3%になっていました。東京都に住んでいる人では、6.4%でした。大阪府は6.1%、愛知県は3.7%、福岡県は3.3%、宮城県は2.0%でした。ワクチンを注射した人の中では4%で、注射していない人では10%でした。
アメリカでは60%ぐらいの人にうつったと考えられています。専門家は「日本ではウイルスがうつった人が少ないため、ウイルスを広げないためのルールをやめると、うつる人が増えるかもしれません」と話しています。