新型コロナウイルスが広がってから、子どもが悩んでいることや心配していることがわかりにくくなっています。奈良県葛城市は4月から、虐待やいじめなどの問題を早く見つけるために、子どもたちの日記をコンピューターのAIを使って調べます。
AIには、悩んでいた子どもが前に書いた文章のデータを入れておきます。市は中学生に1週間に1回、自分の名前を書かないでタブレットで日記を書いてもらいます。AIは日記の中に、悩んでいた子どもの文章と同じことばなどがないか調べます。助ける必要があるとAIが考えた場合は、自動でメッセージを送って、周りの人に相談するように子どもに伝えます。
教育委員会の人は「先生がわからなかった子どもの気持ちをAIで見つけて、1つでも多く子どもたちの問題をなくしたいです」と話しています。