ポポレ・ミセンガ選手は29歳で、アフリカのコンゴ民主共和国で生まれました。
1998年から国の中で大きな戦争があって、ミセンガ選手が9歳のとき、家族が亡くなりました。そのあと、助けてもらった施設で、礼を大切にする柔道を始めて、生きる力にしてきました。国では戦争などが続いていたためブラジルで難民になりました。2016年にはリオデジャネイロオリンピックに出て、勝ちました。
ミセンガ選手は28日、東京オリンピックの試合に出ました。世界ランキング3番のハンガリーの選手と試合をして、負けました。ミセンガ選手はインスタグラムで「世界で活躍する選手になりたいと思っている難民がたくさんいます。メダルを取って、みんなに喜んでもらいたいです」と言っています。