東日本ひがしにほん大震災だいしんさいからもうすぐ１０年ねんになります。福島県ふくしまけん大熊町おおくままちは原子力げんしりょく発電所はつでんしょで事故じこがあったため、町まちの人ひとがみんな避難ひなんしました。２年ねん前まえ、町まちの一部いちぶに人ひとが住すむことができるようになって、人ひとが戻もどってきています。しかし、町まちには病院びょういんがありませんでした。

このため町まちは小ちいさな病院びょういんを作つくって、２日ふつかにオープンしました。医者いしゃが来くるのは今いまは火曜日かようびの午前ごぜん中ちゅうだけです。 この病院びょういんで働はたらく医者いしゃの山内やまうち健士朗けんしろうさんは「町まちの人ひとの話はなしをよく聞きいて、みんなが健康けんこうになるように頑張がんばりたいです」と話はなしています。

近ちかくに住すむ７０歳さいの男性だんせいは「町まちには、車くるまがなくて遠とおい病院びょういんに行いくのが難むずかしい人ひともいます。歩あるいて行いくことができる所ところに病院びょういんができて、うれしいです」と話はなしていました。