「ゴカイ」は海にいる虫のような生き物で、日本には1200種類ぐらいいます。
国立極地研究所と東邦大学のグループは、東京のお台場の海で、新しい種類のゴカイを見つけました。見つけた海は、東京オリンピックとパラリンピックでトライアスロンなどを行う会場です。グループは深さ5mぐらいの海の底で見つけたと言っています。
このゴカイは「コイソメ」という小さなゴカイの仲間です。体の長さは1cmぐらいで、波のような頭の形をしているため、名前は「ナミウチコモチコイソメ」になりました。
グループによると、体は小さいですが強い歯があって、死んだ魚などを食べています。このため、このゴカイは海の掃除をして、水が汚れないようにすることに役に立っているとグループは考えています。