中国や韓国では、「ASF」という豚の病気が広がっています。この病気は人にうつりませんが、豚がこの病気になるとほとんど死にます。この病気にはワクチンがなくて、豚肉などについたウイルスが日本に入ると豚がたくさん死ぬ心配があります。
このため国は、肉で作った食べ物を、許可をもらわないで日本に持ってきたときの罰金を高くしようとしています。普通の人の場合は今の3倍の300万円まで、会社の場合は今の50倍の5000万円までに高くします。
国によると、おととし10月から去年12月までに、法律に違反して日本に持ってきた肉の食べ物からASFのウイルスの跡が86件見つかりました。うつす力のあるウイルスも見つかっていました。
ASFは「アフリカ豚コレラ」とも呼ばれていましたが、5日から「アフリカ豚熱」という名前に変わりました。