国連のILOは20日、働く人について調べたレポートを発表しました。
レポートによると、去年、世界では仕事がない人が1億8800万人いました。仕事がない人の割合は5.4%でした。去年までの10年の間に少しずつ減っています。
しかし、働きたいと思っている時間より働く時間が少ない人が1億6500万人、仕事を見つける方法がない人も1億2000万人いました。ILOは、仕事がない人を足して、4億7000万人に十分な仕事がないと言っています。
仕事があっても、1日にもらうお金が3ドル20セントより少ない人が6億3000万人います。これは、世界で働いている人の20%です。
ILOは「多くの普通の人たちが仕事をして豊かな生活をすることは、難しくなってきています」と言っています。