インターネットなどではいろいろな情報を暗号にして送っています。しかし、世界で研究が進んでいる新しい「量子コンピューター」を使うようになると、今の暗号では情報が簡単にわかってしまいます。
このため、日本の東芝は量子という物質を使った新しい暗号の技術を開発しました。
東芝の新しい技術では、暗号にした情報と暗号を読むための鍵を、とても弱い光を使って送ります。誰かが不正に暗号を読もうとすると、光の状態が変わって、鍵を使うことができなくなります。このため、絶対に読むことができない暗号の技術だと言われています。
東芝は、大事な情報を持っているアメリカの政府や銀行などでこの技術を使ってもらうことを考えています。
量子を使った暗号の技術は、アメリカやヨーロッパ、中国などでも研究が進んでいます。
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