東京大学の研究所が、150年ぐらい前に日本で撮った写真を、今のデジタルカメラの技術を使って調べました。この写真は1869年に日本へ来たオーストリア人の写真家が撮りました。
270枚以上の写真を調べると、150年前の人たちの様子や東京のまちの景色など、今まではっきり見えなかった所が見えました。
写っている人の中には、指輪をしている人もいました。指輪には細かい飾りがあって、昔の人がファッションにとても興味を持っていたことがわかります。研究所は「日本人が結婚の指輪をするようになったのは100年ぐらい前からです。それより前の時代に指輪にどんな意味があったのか、これから研究したいです」と話しています。
東京都港区の郷土歴史館では12月15日まで、調べた写真の一部を見ることができます。