国連のUNHCRのトップだった緒方貞子さんが亡くなりました。92歳でした。UNHCRは、戦争などで自分の家や国から逃げなければならなくなった難民を助ける仕事をしています。
緒方さんは日本人で初めて、UNHCRのトップになりました。緒方さんがトップだった1991年から2000年は、ヨーロッパやアフリカの国の中の戦争などで、たくさんの人が殺されたり外国に逃げたりしました。緒方さんは、戦争をしている場所に行って、どうしたらいいか自分で考えて、困っている人たちを助ける仕事をどんどん進めました。
国連で働いている中満泉さんは「本当に残念です。緒方さんは、いちばん弱い人たちのことをいつも考えていた本当のリーダーでした」と話しました。すばらしい仕事をした緒方さんが亡くなって残念で悲しいと世界のたくさんの人が言っています。