愛媛県松山市では、山から来た猿が、農家が育てている果物や野菜を食べてしまって、その被害は1年に200万円以上になっています。
このため松山市では、特別な訓練をした5匹の犬が、猿が来ないようにする仕事をしています。果物がある所の近くを歩いて猿をさがしたり、見つけた猿を脅したりします。この犬は「モンキードッグ」と呼ばれています。
28日、3か月の訓練が終わった犬が、6匹目のモンキードッグになりました。名前は「キヨ」で、3歳の雌です。キヨはこれから、みかんや栗などの被害が特に多い所で仕事を始めます。キヨを飼っている男性は「早くしっかり仕事ができる犬になってほしいです」と話していました。