フランスの北にあるコンピエーニュという町で古い絵が見つかりました。この絵が27日、フランスのオークションに出て、29億円の値段になりました。
この絵はお年寄りの女性の家の台所に長い間飾ってありました。女性は古いだけの絵だと思っていましたが、13世紀のイタリアの画家チマブーエがかいた「あざ笑われるキリスト」という絵でした。大きさは縦が25cm、横が20cmぐらいで、大勢の人がキリストを捕まえようとしているところをかいています。
オークションをした会社は、「この時代の絵の中では、今まででいちばん高い値段です。29億円のほとんどは、この絵を持っていた女性のものになります」と言っています。