15歳から39歳までの若い世代は、ほかの世代と比べると、がんになる人が少ないです。このため、がんの診療をする病院や、がんになったときの支援が少ないと言われています。
国立成育医療研究センターと国立がん研究センターは、2016年と2017年、約800の病院などでがんだとわかった若い世代について調べました。
がんだとわかった5万7788人の78%は女性でした。もっと年齢が上の世代は、男性のほうが多くなっています。
20歳から39歳までのがんだとわかった女性の35%が、できてすぐの子宮頸がんや乳がんでした。
国立成育医療研究センターは「若い世代の女性は、仕事や結婚や出産で忙しい人が多いため、がんの診療に支援が必要です」と話しています。