カザフスタンから画家のカリプベク・クユコフさんが日本に来ました。カザフスタンはソビエトの一部だったとき、核兵器の実験が450回以上ありました。実験をした場所の近くに住む人たちは、今でも病気になったり体の具合が悪くなったりしています。クユコフさんも、生まれたときから両方の腕がありません。
カザフスタンで最初の実験が行われてから今年で70年です。クユコフさんは東京でシンポジウムに出席して、原爆が落とされた日本と協力して核兵器をなくしたいと話しました。
会場ではクユコフさんの絵の展覧会もありました。クユコフさんは口を使って筆で核兵器の実験をテーマにした絵を30年ぐらいかいています。会場に来た人たちは、核兵器の実験が平和な生活を壊す様子をかいた絵を見ていました。