岐阜県飛騨市に「カミオカンデ」と「スーパーカミオカンデ」という建物があります。宇宙の研究のために、物質を作っている最も小さい粒子の1つ「ニュートリノ」を調べています。この地下にある建物で研究を行った2人が、ノーベル賞をもらっています。
文部科学省は、ニュートリノなどをもっとよく調べるため、飛騨市に新しく「ハイパーカミオカンデ」をつくる予定です。地下650mの所に、直径が70mぐらい、深さが60mの水槽をつくって、宇宙から来るニュートリノを調べます。ハイパーカミオカンデをつくるためには670億円以上必要です。
文部科学省は、2025年から2029年の間にハイパーカミオカンデを使い始める計画です。ニュートリノと反対の性質がある「反ニュートリノ」などを調べることにしています。