IAEAは、原子力を平和に利用して、核兵器が増えないようにするために活動しています。IAEAの天野之弥事務局長が18日に亡くなりました。天野さんは72歳で、去年から体の具合が悪くなっていました。
天野さんは、2009年に日本人で初めてIAEAのトップになりました。天野さんは、2015年にイランが原子力の技術を平和なこと以外に利用しないと約束したことを、守っているかどうか調べる活動の中心になっていました。
世界の国は、天野さんが亡くなって残念だと言っています。アメリカのボルトン大統領補佐官は「核兵器が増えないように努力を続けた天野さんの仕事は、ほかに比べることができません」と話しました。イランのアラグチ外務次官も「私たちは天野さんとしっかり協力していました。天野さんには経験と能力がありました」と話しました。