北海道上ノ国町にある風力発電所で、おととし8月、5匹のこうもりが死んでいるのが見つかりました。電気をつくるために回っていた風車にぶつかった可能性があります。
5匹は「コヤマコウモリ」の子どもだとわかりました。コヤマコウモリは体の長さが8cmぐらいで、日本だけにいると言われています。今までに見つかったのは東北地方や関東地方の27匹だけで、将来いなくなることが心配されています。日本のどこにいるのか、子どもをどこで育てているのかなどまだわかっていません。
こうもりを研究したり守ったりしている団体は、コヤマコウモリが子どもを育てている場所が近くにあると考えています。このため、発電所に調査をするように言っています。団体の人は「大切なコヤマコウモリを守るためにできることをしてほしいです」と話しています。