「ギラン・バレー症候群」は、免疫が自分の神経を攻撃するため、手や足に力が入らなくなる病気です。呼吸ができなくなって亡くなる人もいます。
ペルーの政府によると、首都のリマや北にある観光地では、今年になってからギラン・バレー症候群だとわかった人が206人いました。このうち4人が亡くなりました。
ペルーの政府は今月8日、この病気になる人が急に増えているため、健康に危険がある状況だと言いました。そして、体に力が入らなくなったら、すぐに病院に行くように言っています。
ギラン・バレー症候群は、蚊やウイルスなどでうつる病気と関係があるかもしれないと言われています。政府は専門家と原因を調べています。
ペルーには世界遺産のマチュピチュがあって、日本人もたくさん観光に行きます。ペルーの日本大使館は、手や食べ物をきれいに洗って、衛生に気をつけるように言っています。