１９８９年ねん６月がつ４日よっか、中国ちゅうごくの北京ぺきんで「天安門てんあんもん事件じけん」がありました。民主的みんしゅてきな国くににしてほしいと言いって天安門てんあんもん広場ひろばに集あつまっていた市民しみんや学生がくせいを、軍ぐんが銃じゅうで撃うって、たくさんの人ひとが亡なくなりました。

この事件じけんから４日よっかで３０年ねんになりました。天安門てんあんもん広場ひろばには、いつもと同おなじように大勢おおぜいの人ひとが観光かんこうに来きています。しかし、広場ひろばや周まわりには警官けいかんや警察けいさつの車くるまがいつもよりたくさん出でています。

中国ちゅうごくの政府せいふは「学生がくせいや市民しみんが暴あばれたので、静しずかにさせるために軍ぐんが銃じゅうを撃うった。軍ぐんがしたことは正ただしかった」と言いっています。

事件じけんのあと中国ちゅうごくでは、民主的みんしゅてきな国くににしてほしいと言いったり、政府せいふを悪わるく言いったりすることができないように厳きびしくチェックされています。４日よっかの朝あさ、外国がいこくで見みることができるＮＨＫのニュースがこの事件じけんについて伝つたえると、中国ちゅうごくでは画面がめんが８分ふん黒くろくなって音おとも聞きこえなくなりました。