1964年の東京オリンピックで使った旧国立競技場の聖火台は、4年前から宮城県石巻市が借りていました。そして、イベントで聖火台に火をつけたりして、8年前に大きな地震があった所の人たちが元気になるようにしてきました。
聖火台を持っている団体は、岩手県と福島県を回って聖火台を展示することを決めました。もっとたくさんの人たちを元気にして、来年の東京オリンピックについても知ってもらいたいと考えたためです。
14日、聖火台を運び始めました。聖火台は高さが2.1m、太さが2.1mもあるため、クレーンを使ってトラックにのせました。
石巻市体育協会の人は「うれしいような寂しいような気持ちです。岩手県と福島県でもみんなを元気にしてほしいです」と話していました。