パレスチナのガザ地区にあるサッカー場は10年ぐらい前、飛行機で攻撃されて壊されました。ガザ地区を支配しているハマスというイスラム教のグループとイスラエルの軍が戦っていたためです。
日本はパレスチナの人たちに頼まれて、去年からこのサッカー場を直す工事をしていました。10日、工事が終わったことをお祝いする式がありました。工事には日本のお金で1億円ぐらいかかりました。
式のあと、ガザ地区とヨルダン川西岸のチームがサッカーの試合を行いました。ガザ地区は2007年からハマスが支配していて、ヨルダン川西岸の人たちと交流することができなくなっていました。いつもは交流できない2つのチームが試合をしたため、大勢の人が見にきました。
パレスチナにある日本政府の事務所の人は「スポーツでパレスチナを1つにすることができるように、日本はこれからも協力します」と話していました。