福島県大熊町は、8年前の原子力発電所の事故のあと、町に入ることができなくなりました。
人がいなくなった町を守るため、6年前から「じじい(おじいさん)部隊」というグループが、町の掃除や安全のチェックを続けてきました。グループは、6人の男性で平均66歳のため、この名前になりました。
大熊町は4月10日から町の一部に入ることができるようになって、役場も仕事を始めます。このため、グループの活動は3月31日に終わることになりました。
最後の日は、町の人たちが6人にお礼を言って花を渡しました。グループの人は「私たちができることはもう全部しました。あとは若い人たちにお願いします」と話していました。