9日、新潟市の港から佐渡市の港に向かっていた船が、海の中にいた何かにぶつかりました。船には125人が乗っていました。事故で80人がけがをして、この中の13人がひどいけがです。船を調べると、後ろの部分に15cmぐらいの割れ目がありました。船の後ろにある水中翼は曲がっていました。
船長は「船が時速75kmぐらいで進んでいるとき、すぐ前に白い大きな物が見えたので、スピードを遅くしたがぶつかった」と話しています。
専門家は「船が通る日本海では、1年中鯨が泳いでいて、20mぐらいの大きな鯨もいます。息をするために上がってきた鯨に船がぶつかった可能性があります」と話しています。
船の会社は11日、「深くおわびします」と謝りました。そして安全のために、船のスピードを遅くして進む所を今までより多くすることを考えたいと話しました。