東北地方から関東地方の沖の海の底にある「日本海溝」の近くでは、何度も地震が起こっています。8年前には東日本大震災がありました。
地震について調べている政府の委員会は、この場所でこれから30年以内に地震が起こる 可能性を新しく計算しました。
計算によると、8年前と同じマグニチュード9ぐらいの地震が起こる 可能性はほとんど0%でした。しかし、マグニチュード7から7.5ぐらいの地震が起こる 可能性は高くなっています。
青森県の東と岩手県の北の沖では90%以上、宮城県の沖では90%ぐらいでした。茨城県の沖では80%ぐらい、福島県の沖では50%ぐらい、岩手県の南の沖では30%ぐらいでした。
調べた委員会の人は「東北地方ではもう大きな地震は起こらないと考えないで、強い揺れや高い津波が来たときのことを考えて、大きな被害が出ないように準備してほしいです」と話しています。