イギリスの首相だったブラウンさんは、今は国連の教育特使で、世界の教育をよくするための仕事をしています。
ブラウンさんは19日、「難民になった子どもの中で、小学校の教育を受けることができる子どもは20%だけです。ギリシャでシリアからの難民などがたくさん住んでいる所では、10歳ぐらいの2人の男の子が自殺しようとしました。難民たちが住んでいる所でも教育を行うことが必要です」と言いました。
そして「学校に通うことができない子どもは今、世界に2億6000万人もいます。世界の国は、2030年までにみんなが十分な教育を受けることができるようにすると決めました。しかし、このままでは2030年には2億人の子どもが学校に通うことができません」と言いました。
ブラウンさんは、子どもの教育のために、世界の国はもっと協力してほしいと言っています。