サルやイルカは、鏡かがみに映うつった自分じぶんがわかります。魚さかなも同おなじようにわかるかどうか、大阪市立大学おおさかしりつだいがく大学院だいがくいんの幸田こうだ正典まさのり先生せんせいたちのグループが調しらべました。

グループは、鏡かがみがついている水槽すいそうで育そだてているホンソメワケベラという魚さかなを使つかいました。この魚さかなのあごの近ちかくに茶色ちゃいろの汚よごれをつけた場合ばあいとつけなかった場合ばあいについて調しらべました。

その結果けっか、汚よごれをつけた４匹ひきのうち３匹びきは、鏡かがみを見みたあと水槽すいそうにある砂すなにあごの近ちかくを強つよく当あてて、また鏡かがみの前まえに戻もどりました。汚よごれをつけなかった魚さかなは、このようなことはしませんでした。

グループによると、汚よごれをつけた魚さかなは鏡かがみを見みて虫むしか何なにかがついていると思おもって、取とろうとしたと考かんがえられます。

グループは、魚さかなが鏡かがみに映うつった自分じぶんがわかると確認かくにんできたのは初はじめてだと言いっています。幸田こうだ先生せんせいは「今いままでみんなが考かんがえていたより、魚さかなは頭あたまがいい可能性かのうせいが高たかいと思おもいます」と話はなしています。