中国では、豚の病気の「アフリカ豚コレラ」がとても多くなっています。人にはうつりませんが、この病気になった豚はほとんどが死にます。日本で見つかっている「豚コレラ」とは別の病気です。
2月4日から中国の春節の休みが始まって、日本へ旅行に来る中国人が増えています。農林水産省は「アフリカ豚コレラ」がうつった豚肉が日本に入らないように、空港で検査する人を2月の終わりまで多くしています。
北海道の新千歳空港には5日、中国の上海や北京からの飛行機で大勢の中国人が来ました。自分の荷物を取る場所では、肉で作った食べ物がかばんに入っていないかどうか、犬がにおいをチェックしていました。
農林水産省の人は「病気のウイルスが日本に入ったら、豚を育てている農家に大きな被害が出るかもしれません。豚肉などの輸出もできなくなります」と話しています。