エルサレムで27日、第2次世界大戦のときにたくさんのユダヤ人を助けた杉原千畝さんを記念する式がありました。
日本の外交官だった杉原さんは、リトアニアで仕事をしていました。このとき、ナチスからリトアニアに逃げてきたユダヤ人が、日本を通るビザを出してほしいと杉原さんに頼みました。杉原さんは、日本の政府の命令に反対して多くのユダヤ人にビザを出しました。杉原さんは、約6000人の命を助けたと言われています。
式ではユダヤ人の団体の人が「杉原さんが勇気を出して、私たちを助けたことを忘れません」と言いました。
式に出席した男性は「私の父は20歳のときに杉原さんに助けてもらいました。父は亡くなりましたが、私の家族は60人になりました。とても感謝しています」と話していました。