17日、6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から24年になりました。神戸市の東遊園地には、亡くなった人のために多くの人が集まりました。亡くなった人の家族などが約5000本のろうそくに火をつけて、地震が起こった午前5時46分にみんなで静かに祈りました。
31歳の柴田大輔さんは、地震で家が壊れて、3歳と1歳だった弟が亡くなりました。柴田さんは「母が弟たちを呼んでいた声や、弟が泣いていた声を今もはっきりと思い出します」と話していました。
NHKは去年10月、阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた神戸市などに住んでいる人に手紙を送って質問しました。その結果、94%の人が地震などのときのために水や食べ物を準備していました。しかし、この地震の前に建てた家に住んでいる人の中で、大きな地震でも家が倒れないかどうか調べた人は21%だけでした。
この地震を知らない若い人がこれから増えていきます。どんなことが起こったかや、どんな準備が必要かなどを伝えていかなければなりません。