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12月17日のニュース

“福島第一原発事故の教訓を社員に” 東京電力が研修施設整備

福島第一原子力発電所の事故から来年3月で10年となります。東京電力は、事故の教訓を社員に伝える施設を横浜市の研究所内に新たに整備しました。

福島第一原発の事故では、1号機から3号機でメルトダウンが起きて大量の放射性物質が放出され、多くの住民が避難を余儀なくされました。

来年で原発事故から10年となるのを前に、東京電力は社員が事故の経緯や原因を学ぶ施設を横浜市にある研究所内の一画に新たに整備しました。

施設には、津波による浸水で電源が失われ放射性物質の大量放出に至る事故の詳細や津波対策をめぐる経緯などを写真や図を用いて紹介するパネルなどが並べられ、参加者が詳しく学べるようになっています。

15日の研修には8人が参加し、津波の対策を見直す機会がありながら対策を進められなかった背景などをパネルで理解したうえで、車座になって対話形式の研修を行いました。

参加者からは安全だという思い込みがあったとか、安全文化が低かったことは認めないといけないなどの意見が出されていました。

東京電力は2年前から全社員対象の研修を行ってきましたが、今後はこの施設を使って対話を重視した研修を行い、意識や行動の変化につなげたいとしています。

東京電力安全推進室の友永和之室長は「事故を記憶にとどめ、責任を胸に刻まなければいけない。会社が存続するかぎり、取り組んでいきたい」と話しています。

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