西日本豪雨から6年 西予市で献花台

6年前の西日本豪雨で河川が氾濫して甚大な被害が出た愛媛県西予市では、きょう(7日)献花台が設けられ地元で被災した人などが花を手向け、手を合わせて犠牲者を悼んでいます。

愛媛県西予市は、西日本豪雨で、野村ダムの緊急放流のあと、肱川が氾濫して広い範囲で浸水被害などが起き、市内では災害関連死を含めて6人が亡くなりました。きょうは復興のシンボルとしてことし春に一部が完成した「どすこいパーク」という愛称の公園に、献花台が設けられ、地元の人たちなどが次々と献花して犠牲者を悼みました。献花に訪れた57歳の男性は、「私も自宅が2階まで浸水する被害を受けました。被災したことを忘れないため亡くなった方たちに祈りをささげたいと思います」と話していました。また68歳の女性は「この6年で、街の様子も大きく変わってうれしい気持ちがある反面、住んでいた人が少なくなり、さみしい気持ちもあり、複雑です」と話していました。西予市の管家一夫市長は、「2度と悲しい出来事が起きないように行政としてもソフト面、ハード面の整備など防災力を高めていきたい」と話していました。