松山・台北線の定期便利用好調受け 週3往復に増便へ

愛媛県の中村知事は、松山空港と台湾の台北を結ぶ定期便の利用が好調なことを受けて、現在、週2往復の運航がことし10月から週3往復に増便されると発表しました。

これは28日、中村知事が記者会見で明らかにしました。
それによりますと、松山空港と台湾の台北を結ぶ定期便は、台湾の航空会社「エバー航空」が現在、水曜日と日曜日の週2往復運航していますが、ことし10月27日から新たに木曜日の便が加わり、週3往復で運航される予定だということです。
松山・台北線のことし3月から5月までの搭乗率は平均で87%と、利用が好調なことが背景にあるということです。
民間のシンクタンクの試算では、松山・台北線の県内への経済効果は、現在、年間およそ12億円で、今回の増便でさらにおよそ6億円の増加が見込まれるということです。
会見で中村知事は、「航空会社には、ビジネスでも利用しやすいよう一日でも早く3便、4便へと増便してもらえないか交渉してきた。今回の増便を活用して、愛媛のキラーコンテンツであるゴルフ場とスキー場の紹介に力をいれていきたい」と述べました。